F-16's Page
夏場は、陽炎が出てタキシングの写真は、あまりすっきり撮れないが、朝の9時前に出てきてくれれば 比較的シャープに撮れる場合もある。
この部隊 1992年以前は、私の好きだったA-7D/K コルセアⅡを使っていたが、A-7時代も機首周辺にピューマのインシグニアが入っていた。
地元マニア曰く このCO-254は、調子が悪くしばらく飛ばなかった機体らしいが、7月6日の日にフライトしてくれた。毎日飛ぶのは、午前6機 午後6機と私が滞在中は、パターンが固定されていた。但し 降りをすべて逃さず撮るのは至難の業で、ランディングぎりぎりでR/Wレフトからライトに半分ぐらい振られ撮り損なうということも多かった。
他の機体がR/W23Lで降りる中 CO-279だけがライトをリクエストした、 でも逆光のなか押さえておくことに・・・腹にECMポッドをつけている。

Part-9

140thWG 120thFS

 1980年、配備されたばかりのF-16A/Bを撮りにはるばる行ったユタ州のヒル空軍基地、そのユタ州の東隣、そこがコロラド州なのだが、山がありそうだと言う以外イメージ出来るものがないぐらい私には縁のない州である。しかし よく考えたらこの州には空軍に関係があるアメリカの空軍士官学校がコロラドスプリングスにあった。”コロラド”はラテン語らしいが 鉄分を多く含む赤茶けた河の色と泥の色を見たスペイン人が「赤っぽい」というラテン語をつけたのが由来らしい。州旗のColoradoの”C”はこの赤っぽい土の色を現している。

観光ではロッキー山脈を売りにしているので,山と自然それに農業が州のイメージそのものであろう。そんな田舎の町からわざわざ6機ものF-16Cが嘉手納にやってきた。尾翼のマークは、ロッキー山脈と州旗の組み合わせのデザインで ピューマ君は、コックピットの横に書かれている。この部隊のマーキングはすっきりして、センスがいいような気がする。ピューマは、ご存知猫の仲間であるが マウンテンライオンとかク―ガーとか呼ばれコロラド以外の広い範囲に住んでいるので 別にコロラド州だけの名物というわけではない。でも たくさん住んでいるコロラドネズミではイメージが悪いのでピューマを選んだのだろう。小柄なので人間を襲うことはめったにないが、ヤギや豚や小牛など家畜を襲うことから害獣として駆除され激減したそうだ。現在では保護動物。(2017年4月 記)

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この第120戦闘飛行隊は、ピューマをシンボルとしているため タイガーミート・アソシエーションに加盟しており 競技会参加の特別塗装も多いが、まずは、2010年に塗装されたコロラド州兵隊の創立150周年(1860~2010)記念塗装から作成したので UPしましょう。F-16C Block30E 86-0345 ダークブルーの尾翼が美しい。
この飛行隊もタイガーミートに参加できる名誉会員飛行隊の一つで 過去に虎模様の派手なマーキングを何度も施しているが 2005年のマーキングは、ベストペイントとして表彰されたようである。F-16C Block-30F 87-229 プーマも猫族としてタイガーミートには参加が認められているようである。
コロラドピューマのF-16Cが2017年5月から嘉手納展開するというので 大いに期待した。展開した12機の内6機は、コロラド州ANGの第120飛行中隊から もう半分は、ウィスコンシンから2度目の飛来となる第176飛行中隊である。このページでは、120th FSの機体を中心にご紹介したい。TSPと呼ばれるシアター・セキュリティ・パッケージとは、インド・アジア地区に本国から部隊派遣して強化するための一つの飛行隊と支援要員のパッケージを指す。今回も250人ほどの要員を伴っての遠征となった。

尾翼の付け根に書かれた「マイルハイ クラブ」ではなくて・・失礼・・ 「マイルハイ ミリチア」。コロラド州は、標高が高い地域が多い、かつてデンバーには、マイルハイスタジアムと言う球場があったそうだ。マイルハイミリチアも「高いとこにいる市民兵」という意味ではないだろうか。ちなみにこの部隊とは関係ないが、飛んでいる航空機の中でセックスをした場合マイルハイ・クラブのメンバーと呼ばれるらしい。F-16C/Dでは、コックピットが狭すぎてとても無理ではある・・

3日間の滞在中 最後の1フライトで漸く飛んでくれたCO-241。87-0241 F-16Cのブロック30である。この他、今回確認された6機のF-16Cは、87-0279、87-0254、87-0227、86-0339、86-0345であった。